2月号 ノバルティスファーマには詐欺罪の適応を

日本の成人の殆どの人々が、ずっと詐欺に合っていたことが明らかになった。しかし「詐欺に合った」という自覚のある人は、どれくらい居るのだろうか。「詐欺に合った」という自覚さえない、お目出度い状態だから、日本社会は外資系製薬会社にカモにされてしまうのである。
私が言っているのは、ノバルティスファーマの臨床試験データ改竄問題のことである。

商品としての医薬品は、他の商品とは全く違う特徴を有している。要するに、他の商品と違って、医薬品はその性質が見た目からは全く知ることが出来ないのである。テレビや家具などを買うときは、消費者はお店に行って実物を見れば、それが自分の希望にかなう商品かどうかは、だいたい想像できる。
しかし医薬品だけはそうはいかない。錠剤やカプセルを見たところで、患者さんにその薬が本当に効くかどうかの判断が出来るわけがない。そういうことは薬を処方する医師にとっても同じことである。では、どうやって医師が処方する薬を決めるかというと、臨床試験の結果で決めるのである。医師は製薬会社が発表する臨床試験の結果に常に注意を払っている。そして臨床試験の結果を見たうえで、自分の目の前の患者に最も適した薬が何であるかを判断しているのである。

しかし臨床試験のデータが改竄されてしまったとしたら、どうなるだろうか? 今回のノバルティスファーマの事件では、改竄されたデータにより医師が騙され、ディオンバンが実際よりも効果が高い医薬品と信じ込まされていた。

ディオバンの薬価は他の降圧薬よりも格段に高い。ディオバン錠の一日当たりの薬価は114.8円である。他の降圧薬では、一日あたり50円位しかかからない。騙された医師からディオバンの処方箋を貰い、毎月毎月、通常の2倍もの薬代を払わされてきた患者さんはお気の毒である。正に患者さんは詐欺に合っていた、と言ってよい。

一日60円余計に薬代を払うと、一年で約22,000円になる。患者さんの負担割合が3割とすると、患者さんは約6000円も余計に薬代を払ったことになる。家族3人でファミレスに行って食事が出来た金額だ。皆さんはこの金額について、どのようにお考えだろうか。この患者一人当たり6000円程度の金額が日本社会にどれ程悪影響を与えているか、という問題については次回のブログで考えたい。

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